シリコンバッグを行う時に知っておきたいBIA-ALCL (未分化代細胞型リンパ腫)って?
シリコンバッグ豊胸を調べていると”BIA-ALCL”という言葉を耳にすると思います。
こちらに関して噛み砕いて説明していきたいと思います。
正式名称は乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫です。
これはシリコンバッグ挿入後に発生する稀なリンパ腫のことです。
乳がんは通常乳腺から起こりますが、これとは異なりシリコンバッグ周囲の被膜から発生する悪性腫瘍です。
どんな人に起こるの?確率は?
確率は0.001%
マイクロテクスチャードタイプのシリコンバッグでの報告例が高いようで、その中でも問題になったのが乳房再建用のアラガン社のナトレルというシリコンバッグです。
BIA-ALCLのリスクが他よりも高いとされており、発症率は0.045%ほどになります。
こちらの製品は自主回収、販売停止となっており、該当商品は使用できない状況になっています。その他の種類のシリコンバッグだと確率は0.001%とかなり下がります。日本人では2020年に1例だけ報告があります。
どんな経過を辿るの?
平均9. 75年後に発症
シリコンバッグを入れてからすぐ起こるわけではなく平均9. 75年後に発症します。
外からわかる症状としては胸の腫れ、痛み、カチコチになる、潰瘍ができるなどです。
治療は?
シリコンバッグ+被膜を完全に切除する
シリコンバッグ周りに病変が止まっている場合には、シリコンバッグ+被膜を完全に切除することで経過観察を行うのが基本です。
完全に切除できない場合や遠隔転移をしている場合などは化学療法などを行なっていきます。
シリコンバッグ豊胸は危ない?
現在主流のナノテクスチャードタイプからは報告はない
現在ではBIA-ALCLのリスクの高いものはすでに市場から消えており、現在主流のナノテクスチャードタイプからは報告がありません。
そのため、現在新規で行う際にはほぼほぼ起こり得ませんが、手術を受ける際には知るべき知識です。
また、乳がん検診も含めて定期的な健康診断などは必ず受けるようにお願いいたします。
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