シリコンバッグはどう選べばいい?-種類・特徴・サイズ選びのポイントを医師目線で解説-
シリコンバッグ豊胸を検討するとき、多くの方が最初に悩むのが
「どの種類のシリコンバッグを選べばいいのか」という点です。
現在、シリコンバッグは安全性・触り心地・長期経過を考慮して進化しており、
正しく選ぶことで仕上がりの満足度や将来的なトラブルリスクを大きく左右します。
ここでは、
①シリコンバッグの種類(表面テクスチャー)
②代表的なバッグの特徴
③当院が推奨する考え方
について、分かりやすく解説します。
シリコンバッグは「表面のテクスチャー」で大きく分かれる
シリコンバッグは、表面の加工(テクスチャー)によって大きく3種類に分類されます。
① ナノテクスチャード② テクスチャード③ スムース
名前からイメージできる通り、
ナノテクスチャード:ごく細かいざらつき
テクスチャード:粗塩のように強いざらつき
スムース:完全につるつる(水餅のような見た目)
という違いがあります。
ナノテクスチャードタイプ(現在の主流)
代表的なシリコンバッグ
Motiva/PERLE/MESMO
現在、世界的に最も使用されているのがナノテクスチャードタイプです。
【特徴】
①表面がごく軽くざらついている
②体内で形成される被膜(カプセル)が硬くなりにくい構造
③BIA-ALCL(未分化大細胞型リンパ腫)のリスクが極めて低い
④触り心地が比較的なめらか
⑤安全性・柔らかさ・長期経過のバランスが良く、
⑥現在の豊胸手術では第一選択となることがほとんどです。
テクスチャードタイプ(現在はほぼ使用されない)
表面が強くざらざらしたタイプのシリコンバッグです。
【特徴】
①被膜拘縮が起こりにくいとされていた
②BIA-ALCLのリスクが報告されている
このリスクを考慮し、現在では世界的にもほとんど使用されていません。
スムースタイプ(昔の主流)
代表的なシリコンバッグ
Mentor
水餅のような見た目で表面が完全につるつるしたタイプです。
【特徴】
①摩擦が少なく挿入しやすい
②触り心地は滑らか
③被膜拘縮のリスクが比較的高い
過去には主流でしたが、現在はナノテクスチャードが主流であること、
長期経過の観点から、当院では積極的には推奨していません。
当院がナノテクスチャードを推奨する理由
これまでのシリコンバッグの歴史と安全性データを踏まえると、
最もバランスが良いのはナノテクスチャードタイプだと考えています。
そのため、当院で取り扱っているシリコンバッグはすべてナノテクスチャードタイプです。
MotivaとCereformの違いについて
日本で最も多く使用されているのが**Motiva(モティバ)**です。
これは、安全性と柔らかさの両立に優れているためです。
当院では基本的にMotivaを推奨していますが、
ご予算を抑えたい方のためにCereformもご用意しています。
セレフォームの特徴(MOTIVAと比較して)
モティバに比べて被膜拘縮のリスクが少し高い
立ったときにMOTIVAのほうが雫方形に変化し自然な動きをしてくれる
一般的にはMotivaよりやや硬いとされるただし、他社(Polytechなど)と比較すると十分柔らかく、
個人的には実際の触感ではMotivaと大きな差はない
どちらも安全性は高く、体型・ご希望・ご予算を踏まえて選択可能です。
実際に触って、納得して選びましょう
シリコンバッグは、
**数値や説明だけでは分からない「触感」「動き」**があります。
当院では実際のシリコンバッグサンプルに触れて確認することが可能です。
「どれが自分に合うのか」を体感したうえで、納得してお手術に臨んでいただくことを大切にしています。
気になる方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。
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