副乳って何?わかりやすく解説!
豊胸や脂肪吸引について調べていると、よく目にする「副乳(ふくにゅう)」という言葉。
「乳腺なの?」「脂肪吸引で取れるって書いてあるけど、脂肪なの?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、副乳の正体や特徴、治療方法についてわかりやすく解説します。
副乳(ふくにゅう)とは?
副乳とは、本来のバスト以外の場所に乳腺や乳頭が存在する状態を指します。
胎児期には、「ミルクライン(乳腺ができるライン)」と呼ばれる線が、両脇から太ももにかけて存在しています。
通常はバスト以外の乳腺は消失しますが、その途中の乳腺組織が残ってしまうことで副乳が形成されます。
多くは脇の下に見られ、
・小さなふくらみだけのもの
・乳首のような突起(副乳頭)を伴うもの
など、見た目や大きさはさまざまです。
(※乳頭を伴うタイプの症例写真を掲載)
副乳は決して珍しいものではなく、女性の約2〜6%に見られるごく一般的な状態です。
副乳は乳腺なの?脂肪なの?
脂肪吸引の部位として紹介されることが多いため、
「副乳=脂肪」と誤解されやすいのですが、副乳の正体は乳腺組織です。
※乳腺のまわりに脂肪が付随していることはあります。
乳腺組織であるため、以下のような特徴があります。
・生理前に張ったり痛みを感じる
・授乳期に腫れたり、乳汁が出ることがある
単なる脂肪との大きな違いは、ホルモンの影響を受ける点です。
副乳は脂肪吸引で取れるの?
症状や中身によって異なります。
一般的には脂肪吸引の要領で吸引できるケースも多いですが、
はっきりと乳頭がある場合や、数センチ以上の厚みを伴う場合には、切除手術を行います。
その際は、引きつれや凹凸が出ないようデザインにも配慮します。
副乳除去のリスク・ダウンタイム
・腫れ/内出血:1〜2週間程度
・傷跡:数ヶ月〜1年かけて徐々に目立ちにくくなる
・一時的な感覚の変化が出ることがあります
※症状や治療方法によって個人差があります。
まとめ
副乳は、脂肪豊胸や脂肪吸引と同時に対応できることが多い部位です。
脂肪豊胸の注入孔を利用して一緒に吸引することで、
脇〜バストラインがすっきりし、より丸みのある自然なバストを作ることができます。
当院ではエコーを完備し、副乳の中身を正確に診断したうえで、
脂肪吸引・切除いずれが適しているかを判断します。
副乳が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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